月下の棋士(28)の言葉の意味

第57回順位戦A級最終戦もいよいよ終盤。
天空と対局している佐伯は、突然駒を指すのをやめてしまう。
すでに盤上は、だれの目にも天空の勝利確実という局面でのこの行動に、天空をはじめ周囲の者は戸惑う。
一方、己の敗北が頭をかすめた刈田は、思わず目をつむる。
すると目の前に、銀子の姿が浮かんできた。
名人戦挑戦権をかけての第57期A級順位戦は、プレーオフに持ち越された。
佐伯との対戦になるその決戦を翌日に控えた将介。
立原はそんな将介を見て彼は孤独なのではないかと思い、ボウリングに誘い一緒に楽しむ。
だが、それは余計な気遣いだった。
将介は「オレはひとりが辛いなんて思ったことはねえ。
一番辛いのは負けることだ」と告げた。
プレーオフに持ち越された、名人挑戦権をかけての第57期A級順位戦。
将介は、佐伯との対戦中、69手目を指し終えたところで特別対局室を出た。
ただ一人、部屋に残された佐伯は、盤上に将介の真意を探す。
一方、部屋の外で女性記者・立原に会った将介は、勝負の行方を予言する言葉を彼女に残す…。
名人・滝川幸次、挑戦者・氷室将介との間でついに始まった第57期名人戦。
持ち時間無制限、一本勝負にて雌雄を決する特別ルールが採用された対局の序盤、滝川は「95手目、私の5五角で、きみの投了」と発言。
対する将介も「96手目、オレの一手で、てめぇの投了だ」と言い返す。
だが、その裏で将介は滝川の強さをひしひしと感じ、このままでは負けてしまう、と追いつめられていた…。
第57期名人戦。
2日目から沈黙を続け、まる4日間、一手も指さずにいた滝川が、ついに動き、一気に詰めに向かって突き進む。
頭に「投了」の二文字がちらつきはじめたそのとき、将介の耳に自分を叱咤激励するじっちゃんの声が聞こえてきた。
幼い頃、じっちゃんに「世界一の棋士になる」と誓ったことを思い出した将介は、最後の大勝負に打って出た!続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60013084