一夜だけの秘密です。

ひさしぶりに故郷に戻ったローリは、声をかけてきた男性を見て息をのんだ。
タッカー・ブラボー!十一年前タッカーは、ローリの双子の妹リーナの恋人だった。
だが彼との別離を決めたリーナに、ある日デートの身代わりを頼まれ、ローリはタッカーと情熱的な一夜を過ごしたのだ。
ずっと秘めていた彼への思いのたけを、ぶつけるかのように……。
あの夜の真実を、彼には決して知られたくない。
ローリは急いでその場を立ち去ろうとした――タッカーの面影のある、ハンサムな息子の手を引いて。
アイビーは妊娠検査薬を買おうと、薬局のレジに並んだ。
二カ月前、偶然知り合ったマックスと熱い夜をともにした。
ふとタブロイド紙に目をやったアイビーは、次の瞬間、その場にくずおれそうになった。
うれしそうに笑い合う男女は――まぎれもなくアイビーとマックス!小国ランタニアで、夢のような時間を過ごしたときのものだ。
ランタニアの皇太子だというマックスは、アイビーとの密会を新聞に暴かれ、今、窮地に立たされているらしい。
彼女は混乱する頭で考えた。
この妊娠を、絶対に隠しとおさなければ。
ケルシーはブラディと共同で、亡き両親の遺した事業の再建に取り組んできた。
ブラディをパートナーに選んだ理由はほかでもない――彼となら絶対に、ロマンチックな雰囲気にはならないと思えるからだ。
だが将来を考えて申し込んだ資金の融資は、ただ一つの理由でことごとく断られる。
結婚していない二人には、信用がないから、と。
父と母の形見を、こんなかたちで失うわけにはいかない。
事務的な口調で、ケルシーはブラディに提案した。
「私たちが結婚すればいいんだわ」夫からの突然の離別宣言をそのまま受け入れるわけにはいかないと、ロウィーナは夫の浮気相手に会いに、勤務先に出かけた。
ところが会社に着くなり、最も会いたくない人物に出会ってしまった。
十一年前にロウィーナを捨てた男、キアだ。
キアとロウィーナの兄は一緒に車に乗っていて事故にあい、兄は亡くなり、キアは重傷を負って、手術のためにアメリカに渡った……。
いま彼に近づいたらうっかり秘密を口にしてしまうかもしれない。
三人の子供のうち一人は夫の子ではなく、実はキアの子だということを。
敬愛する上院議員を大統領の座に据えたいと、サマンサは昼夜を問わず選挙事務所で働いていた。
そんなある日、とんでもない書類を見つけてしまう。
これが私の推測するとおりのものだとしたら、政界を揺るがすスキャンダルになりかねない。
思い悩んだサマンサは、正直さと公正さでワシントンDCでも有名な、ジェシー・コルトンに相談することにした。
いったいどんな事態が待ち受けているのか、予想だにすることもなく……。
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